【今更聞けない美容知識】正しい日焼け止めの選び方と使い方♡

紫外線が気になってくるこの時期。ドラッグストアでも店頭にたくさんの日焼け止めが並び始めてきましたね。いろいろ種類がありますが、みなさんは日焼け止めを選ぶとき、何を重視して選んでいますか?

ヒマワリの花を持つ女性

photo by http://weheartit.com/

成分、塗りごこち、値段…いろいろ基準はあるかと思いますが、大抵の方はSPFやPAを参考にしていることと思います。よく分からないけどSPF値が高いしこれにしよう、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。 しかしそのSPFやPA、数値が高ければいいというわけでもないのです。

シミに悩む女性

photo by http://www.binchoutan.com/

「SPF」は時間を表す数値

SPFはSun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略で、紫外線防御指数とも言います。紫外線を浴びた際には皮膚が赤くなりますよね。そうなるまでの時間を何倍に長く出来るかを表したものが、この指数です。

SPFと時間の関係

photo by http://bihada-kakumei.com/

SPFの数値単位は、時間で20~25分が1単位。つまりSPF1は、何もしない状態より日焼けをするのを20~25分遅らせるという意味です。ですから、SPF10だと20×10で200分(3~4時間)、SPF20だと20×20で400分(6~7時間)…という計算になります。

日焼けをした女性

photo by http://bijoshi.jp/

さらに重要なのは、この時間の目安は日焼け止め化粧品を1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗ったときの値だということです。逆に言えば、それだけ塗らないとSPF値の効果がないということになります。1平方センチメートルに2mgはかなりの量ですから、塗ると大体の日焼け止めクリームが白くなります。ですが、それが気になって薄めに塗ると効果は半減しまうので、悩ましいところですよね。

「PA」はUVAをブロックする強さ

PAとはProtection grade of UV-A(プロテクショングレードオブユーブイエー)の略で、UVA防御指数とも言われます。紫外線A波のブロック効果を表すもので、効果の高いものからPA++++、+++、++、+の4段階で表記されます。紫外線A派は波長が長く、ガラス越し、曇りの日、冬でも降り注いで、私たちの肌の奥まで到達します。肌が黒くなるのはこの紫外線Aの仕業で、肌の奥のコラーゲン層を破壊するため、シワやたるみなど高老化の原因ともなります。

PAの効果一覧表

photo by http://www.shiseidogroup.jp/

そしてPAも、SPFと同じように1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗ったときの値となりますので、薄く塗ってしまっては期待通りの効果は得られません。

紫外線ブロックイメージ

photo by http://www.bihakuqueen.com/

用途に合ったものを選ぶことが大切

SPFやPAが高いものは、肌への刺激も強くなります。ですので、そのときに何をするのか、シーンに合わせて使うことが重要です。例えば、海水浴など紫外線を多く浴びるときにはSPF・PAともに高いものを、日常生活では低いものをと言った具合です。

UV対策

photo by http://www.shiseidogroup.jp/

炎天下や晴天の日に長時間、
屋外でスポーツやレジャーを楽しみたいとき

  • PA++++/SPF50

スポーツや散歩のために屋外で1~2時間過ごすとき

  • PA+++/SPF20~30

ゴミ捨てやちょっとした買い物、洗濯物を干すとき

  • PA++/SPF20
日焼け止めの選び方

photo by http://shop.maihada.jp/

サングラスを持つ女性

photo by http://weheartit.com/

日焼け止めをより効果的に使うためには

肌への負担を抑えつつしっかり日焼け止めするには、無理してSPFやPA値の高いものを使うより、こまめに塗り直した方が効果を保ちやすくなります。 また、山登りや海水浴などのレジャー系に行く場合や、塗り直しが出来ない場合は、数値が低い日焼け止めを塗ったあとに、紫外線カット用のパウダーを塗るのも効果的です。パウダーは基本的に個体で肌に浸透しないので、肌への負担が少ないのが安心ですね。

UVパウダー

photo by http://www.bellemaison.jp/

いかがでしたか? SPFとPA値の意味を知った今、これまでの自分の日焼け止め対策がどれだけ効果の薄いものだったのか…とがっくりする方もいるかもしれません。そんな方もこれからは、用途に合わせて正しい日焼け止めを選び、しっかり対策していきましょう。

サングラスを持つ女性

photo by http://weheartit.com/

    よく一緒に読まれている美容ニュース

    • 実際になってわかった熱中症の怖さ…夏に気をつけたい3つのポイント!

      夏真っ盛り。連日30度超えのうだるような暑さが続いていますね。ハワイのような南国と違って日本の夏は高温多湿。そこで、気を付けたいのが熱中症です。今回はつい最近、私自身がなった経験から熱中症の恐ろしさとその対処法をお教えしたいと思います! 熱中症とは・・・?photo by http://weheartit.com熱中症は日射病や熱射病などの総称

      2015.08.07 by Anya

    • 冬だって日焼け止めは必須!冬におすすめのUVアイテム3選を紹介♪

      いつまでもツヤツヤの肌をキープするためには、紫外線対策は最重要。なのに、夏は毎日塗っていた日焼け止めを、冬は全く使用していないという方も多いのではないでしょうか。日差しが穏やかと思える冬でも、紫外線は肌を刺激し続けています。今回は、冬の紫外線がもたらす悪影響や日焼け止めの選び方、おすすめ商品に関して詳しく解説して

      2018.01.03 by コスメニスト編集部

    • これからが肝心!うっかり見落としがちな「冬の紫外線対策」

      真夏は日焼け止めクリームを塗ったり、日傘をさしたりと、紫外線対策に力を入れている人がほとんどでしょう。しかし、暑さも落ち着いて、肌寒くなる秋冬になるとどうでしょうか?夏に比べて日差しもそこまでじゃないし…と、紫外線対策をサボっている人も多いのでは?しかし、冬になったからといってお日様そのものが消えるわけではありませ

      2015.11.03 by Erica

    • DEWの新作の”美容液UV”「UVデイエッセンス」の実力とは⁉

      以前から評判のよかったDEW美容液UVが、2018年2月16日にリニューアル新発売!はたして実力は?使用感も含めてレポートいたします!DEW UVデイエッセンス(日やけ止め美容液) / 40g / 3000円(税抜)※編集部調べ日焼け止め美容液でUVカット&エイジングケアカネボウ化粧品1981年からのヒアルロン酸研究を活かした商品開発と、目で見て肌に触れ

      2018.02.24 by コスメニスト編集部

    • 日焼けした時はコレを読むべし♡ほてった肌への3ステップ

      女性にとって1番厄介な季節の夏。楽しいイベントも盛りだくさんですがいかにメイク崩れをふせぐか、日に焼けないか苦労がつきないのが最大の悩みではないでしょうか。今回は、うっかり日焼けやヒリヒリしてしまうほど焼けてしまった夏の肌にぴったりなケアをご紹介します。真っ赤になるほど焼けてしまった肌はどんな状態?photo by http:/

      2015.08.11 by 浩子

    この美容ニュースを書いたコスメ口コミレポーター

    • コスメニストライター

    カテゴリーから美容ニュースを探す

    注目のニュース Pick Up!

    注目のコスメレポーター

    注目の口コミ Pick Up!

    "最近、急に日差しが強くなり、息子と外出して日光を沢山浴びてしまったと感じても、しっかりこのCセラムプレミアムでケアするとちょっとほてって赤くなった肌が治まり、翌朝にはいつもの肌色に戻っているので、シミになるのを防いでくれているなあと感じます。 ピュアビタミンC はシワだけではなく、シミや黒ずみにもアプローチしてくくれるので、一年で一番紫外線が気になるこの時期に、シミを作らず、シワを深くせず、小鼻の毛穴も黒ずみもケアしてくれるので心強いなと思います。 使い続けることで、シミやシワなどのトラブルが起きにくい肌にしてくれる美容液だと思います。以外に頬周りの毛穴にも効いていて、毛穴の目立ち、肌のごわつきが目立たなくなってきました!"

    続きを読む >