保湿化粧水に含まれていてほしい成分&効果を紹介!

美肌に近付くための効果的な手段のひとつが「保湿」です。そこで今回は、保湿化粧水を選ぶ際に入っていると嬉しい代表的な成分やそれぞれの効果、選び方のコツなどについて詳しくまとめました。ぜひ参考にしてください。

化粧水を使う様子

なぜ肌がキレイになる?「保湿化粧水」の効果とは

シワやたるみの原因!乾燥は肌の大敵

そもそもなぜ保湿が必要なのか?というと、肌が老化する原因の多くが「乾燥」にあるから。

元々私たちの身体には、一定以上の水分が含まれています。しかし、それを蓄える能力は年齢と共に衰え、徐々にシワやたるみ、かさつきなどの原因になってくるのです。若い人の肌が瑞々しくハリつやに満ちているのは、水分量が多く内部から潤っているからなのですね。もぎたてのフルーツが日を追うごとにパサついてくる感覚とほぼ同じです。それを防ぐために重要なのが「保湿」という行為なんです。

保湿化粧水は、水分を取り入れるのではなく「保つ」ためにある!

保湿とは、肌が乾燥しないよう一定の水分(湿度)を保つというもの。ということは、保湿化粧水の役目は肌に水分をもたらすこと?と思ってしまいますよね。しかし、実は少し意味が違うのです。

保湿化粧水には水のようにすっきりしたものや、とろりとしたジェル状のものなど様々な種類が存在しますが、いずれも塗ると肌が一時的にしっとり潤ったような感覚になると思います。しかし、取り入れているのは「水分」ではありません。正確には「水に溶けた美容成分」が肌に浸透しているのです。

美容成分の種類は様々ですが、その多くが水分を吸着したり取り込んだりして維持させる役割を担っています。つまり、保湿の本来の目的は「肌が充分な水分量を保ち続けられるようにすること」なのですね。

紫外線やダメージから肌を守る効果も!

若々しさを保つのに、正しい保湿が重要とされる理由はもうひとつあります。それは「肌のバリア機能が正常になる」というもの。潤いをたっぷり補給、維持することで肌が健やかな状態になれば、紫外線やダメージからの影響も受けにくくなります。結果、シミや黒ずみ、くすみといった肌トラブルが起こる確率も低くなるので、保湿が特に重要とされているのです。

意外と知らない!?化粧水によく使われる保湿成分5つ

では、保湿化粧水によく使用される代表的な保湿成分について、5つご紹介しましょう。

その1. ヒアルロン酸

最初にご紹介するのは、化粧水やパックなどの成分としてお馴染みの「ヒアルロン酸」。これは元々人体に存在するムコ多糖類と呼ばれる成分で、細胞同士を繋ぎとめたり、水分を保ったりするはたらきがあります。体内のヒアルロン酸はたった1gでも数リットルの水を蓄積できると言われるほど優秀なのですが、年齢と共に徐々に量が減ってしまうため、化粧水やクリームなどで補給する必要があるのですね。

その2. コラーゲン

こちらも成分としては知名度の高い「コラーゲン」。ヒアルロン酸と併せて使用されることも多いため、同じような成分なのかな?と感じがちですが、実は全く異なります。コラーゲンも体内に元々存在するものの、その正体はタンパク質の一種。身体を構成するタンパク質の3割を占め、そのうち約40%が皮膚の中にいます。主にハリや弾力を維持するパワーがありますが、これも年齢と共に衰えるため、保湿化粧水によく使用されるのです。

その3. グリセリン

続いてご紹介するのは、無色透明なアルコ―ルの一種「グリセリン」。食品や医薬品などに用いられることもあり、これにも水分を保つ効果があるとされています。水に溶けやすく、温度変化によって凝固しにくいのが特徴で、他の保湿成分との相性も良いため、多くの化粧品に使われる成分です。アルコールと言われると気になる方もいるでしょうが、低濃度であれば肌への影響はほぼないとされています。

その4. エラスチン

「エラスチン」もタンパク質の一種で、主に表皮の内側で上記のコラーゲンを繋ぎ合わせ、美しい網目状に形成する役割を担っています。肌の弾力や柔軟性を支えているとも言われ、ヒアルロン酸やコラーゲンと共に、健やかな美肌を作るには必要不可欠な成分のひとつです。ただし、これも年齢と共に衰えてしまうもの。化粧水や美容液などによく使用されていますから、ぜひ取り入れたいですね。

その5. セラミド

最後にご紹介するのは、これも元々人体を構成する成分である「セラミド」。表皮に存在して細胞間の水分や油分を保ち、抱え込むはたらきがあり、艶やかで瑞々しい肌や髪を目指すためには非常に重要とされています。また、外部からの刺激(紫外線やダメージなど)を閉め出し、肌を健やかに保つという役割もあるので、ぜひヒアルロン酸やコラーゲンなどと共に補いたい成分と言えるでしょう。セラミドが最も優先すべき保湿成分、という人もいます。

コツを掴んで素肌美人!保湿化粧水の選び方ポイント

では、自分に合った保湿化粧水を選ぶためには、一体どのようなポイントを押さえれば良いのでしょうか?

選び方1. 成分表で、保湿成分の内容を確認する

まずは、気になる化粧品の成分表を確認してみましょう。元々人体に存在するということもあって、先ほどご紹介した「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「エラスチン」「セラミド」などは安全性が高く、大変おすすめです。とりわけセラミドは乾燥肌の方にとって非常に不足している成分とされ、化粧品の成分が比較的浸透しやすい部分に存在しているため、昨今多くの化粧品に使用されています。

ただし、そんなセラミドにも様々な種類があります。動物から抽出した天然セラミドや、酵母を使用し、人体の皮膚の中にあるセラミドに似せて作られたヒト型セラミド、牛乳から抽出したミルクセラミドなどが挙げられますが、可能であれば選びたいのはヒト型セラミド。「セラミド1」や「セラミド2」という風に表記されている場合もあるので、ご参考ください。

選び方2. 肌への刺激が強い成分が含まれていないか確認する

次に、肌への刺激が強い成分が含まれていないか確認しましょう。これに関してはアルコールや香料、着色料、パラペン、鉱物油などが挙げられます。こういった成分は、逆に水分が奪われたり、乾燥肌がより酷くなったりといった影響が出る場合があり、肌が敏感な方はとくに避けた方が良いでしょう。

選び方3. 美容成分の中にも比較的刺激が強いものも!

美容成分だからといって、必ずしも安全とは限りません。例えば美白、美肌成分として知名度の高い「ビタミンC誘導体」は、皮脂の分泌を抑制するはたらきがあるため、強い乾燥肌の方の場合は逆効果になるケースもあります。

また「ハイドロキノン」も同じように美白成分として知られていますが、比較的刺激の強い成分とされており、敏感肌の方にはあまりおすすめできません。ただし、もちろんこれらの成分も肌を美しく導いてくれる可能性がありますので、自分の肌質を事前に確認し、肌に合ったコスメを選ぶようにしましょう。

選び方4. エイジングケア成分が配合されているものもあります

保湿化粧水の中には、エイジングケアも同時に行うことができるものが多く存在します。シワやたるみ対策に有効とされるアミノ酸誘導体「ナールスゲン」や、新陳代謝の促進や血行促進などの効果も見込める「プラセンタエキス」、抗酸化作用が高い「フラーレン」などの成分が代表的。年齢的にそろそろエイジングケアも始めたいな……という方は、保湿&エイジングケア、どちらにもアプローチできる成分が含まれているかどうかも見てみると良いですね。

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    "最近、急に日差しが強くなり、息子と外出して日光を沢山浴びてしまったと感じても、しっかりこのCセラムプレミアムでケアするとちょっとほてって赤くなった肌が治まり、翌朝にはいつもの肌色に戻っているので、シミになるのを防いでくれているなあと感じます。 ピュアビタミンC はシワだけではなく、シミや黒ずみにもアプローチしてくくれるので、一年で一番紫外線が気になるこの時期に、シミを作らず、シワを深くせず、小鼻の毛穴も黒ずみもケアしてくれるので心強いなと思います。 使い続けることで、シミやシワなどのトラブルが起きにくい肌にしてくれる美容液だと思います。以外に頬周りの毛穴にも効いていて、毛穴の目立ち、肌のごわつきが目立たなくなってきました!"

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